| 今回は医療と全く関係のない話です。 先日、サザンオールスターズの無期限活動休止が発表されました。多くの人が大きな衝撃を受けたと思いますが、私もその一人です。 私がはじめて買ったアーティストのアルバムがサザンでした。今から30年近く前の小学校4年生か5年生頃だったと思います。サザンオールスターズベストというカセットテープでした。地元のデパートで姉が親に誰かのカセットテープを買ってもらうことになり、私も何か欲しいとせがんで買ってもらったものでした。その時は特にサザンのファンというわけでもなく、姉が買ってもらうなら自分も、と探している時、聞いたことがあるサザンオールスターズという名前が目にとまり手に取ったのがそのテープだったのです(姉は郷ひろみのベストを買ってもらっていた気がします)。それからそのテープを繰り返し聞いていました。Hな歌詞も多かったのですが、あまり意味も分からず聞いていました。その頃から、地方にいた私は茅ヶ崎や湘南という場所に思いを馳せるようになっていました。その後、姉もサザンを聞くようになっていたことや、田舎にもレンタルレコード屋さんができたことなどもあり、ほとんどのアルバムを聞いていました。中学生の頃、洋楽ブームがあり、私の中学校では邦楽を聴くのはカッコ悪いようなイメージがあった頃もサザンだけは聞き続けてきました。だから今でもそれぞれのアルバムが発売された頃の思い出が、そのアルバムに入っている曲を聴くと甦ってきます。そんなに昔のことと感じなくても、冷静に考えると20年以上も前のことだったりして、自分も年を重ねてきたんだなあと感慨にふけったりします。 私はその後、大学浪人を機に上京し東京の大学へと進みました。それからいつかは湘南に住むという目標を持っていました。医者になってからさっそく1年目に湘南地区の病院で当直の見習いをしないかという先輩医師からの誘いがあり、喜んで当直をその先生と一緒にしました(もちろん医師としての能力を上げたいという理由が一番でしたが、もし湘南の病院でなければ行っていなかったのかもしれません)。その先生には当直費が当然出ていましたが、私は無給でした。それでも、2年目以降の非常勤先として湘南に行ける可能性が高まれば、とあまり苦ではありませんでした。時々、その病院の常勤の先生からお小遣いをもらったりもして、嬉しい気分になったこともありました。その頃はまだ車もなく電車通勤で、夜当直に行って朝には大学病院に戻ってくるという生活だったので、湘南を味わうことは全くできませんでしたが、2年目になり非常勤先も無事その湘南の病院に決まり、中古のシビックを買ったことで少しずつ湘南の空気を味わうことができるようになりました。しばらく大学病院が常勤としての勤務先でしたが、ついに5年目に常勤として湘南地区の別の病院に行くことになり、湘南に住むという目標が達成できました。非常勤先もそのまま湘南の病院でした。 湘南に住んでいた頃、サザンが茅ケ崎でコンサートを行うことになり、住民枠として応募しましたが、あえなく落選しました。その後サザンの曲は聴き続けていましたが、コンサートはいつか行ければいいかな、ぐらいに思っていた程度でした。2年半後、湘南を去ることになり、サザンが来ることのない地方へと移りました。今回、サザンの活動休止をうけて日産スタジアムに行ければと思いましたが、またもチケットをとることはできませんでした。 活動休止報道を聞いた時、改めて自分の数々の思い出がサザンの曲と一緒にあることを感じました。そして自分の中での一つの時代が終わってしまうような悲しい気持ちになっています。 I am your singerを聞きながら、いつかサザンが活動を再開することを心待ちにしている今日この頃です。 (ちなみに私が一番好きな曲は初めて買ったカセットテープに入っていたJAZZMANです) | |
|
|










