1)NSAIDs(非ステロイド性消炎剤)
難しい名前ですが、一般的な痛み止めのことです。生理痛の原因として重要なプロスタグランディン(PG)を抑える薬です(なぜ生理痛が生じるのかの項を参照)。最もオーソドックスな治療法です。
生理が始まる日の2日前から服用するとより効果的です。生理が不規則な場合は生理が始まったらすぐに服用するとよいでしょう。痛みが出てから服用すると、効果が弱くなります。理由は、生理になると子宮内膜からPGが分泌されますが、このPGが分泌される前に薬で抑えると、PGのひろがりを抑えることが出来るからです。痛みが出た時にはすでにPGが分泌されてしまっているので、薬を飲んだ後はPGの分泌を抑えることが出来ても、もう分泌されてしまったPGによる痛みにはあまり効果がなく、PGが体内からなくなるのを待つしかないからです。 |
2)経口避妊薬(ピル)
ピルには子宮内膜をうすくする作用があるので、生理の量が少なくなり、結果として生理痛も軽くなります。また子宮内膜がうすくなることでPGの産生量も減るため、子宮の痛みだけではなく頭痛などにも効果があります。
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3)芍薬甘草湯
子宮の収縮を和らげる作用がある漢方薬です。周期的な痛み(痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返すタイプの生理痛)に対してはかなりの効果が期待できます。生理開始予定日の2日前から服用すると効果的です。 |
4)β刺激薬(ズファジラン)
子宮や血管の筋肉の収縮を和らげる作用がある薬です。切迫流産や切迫早産など子宮の収縮を抑えたい時に使われる薬で、芍薬甘草湯と同様に周期的な痛み(痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返すタイプの生理痛)に対してはかなりの効果が期待できます。 |
5)抗ロイコトリエン薬(キプレス、シングレア、オノン)
通常、喘息などで使用される薬です。ロイコトリエンはPGと同じように子宮内膜から分泌され、痛みの原因になる物質です。他の薬に比べると生理痛に対する効果はあまり強くありませんが、子宮内膜症に伴う生理痛に関しては効果が期待されている薬です。
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6)サプリメント
薬剤の他にも、いくつかのサプリメントが生理痛に効くといわれています。
ω3脂肪酸(EPA)
魚の油に含まれる成分です。1回600mgを1日2回服用します。 通常は高脂血症や動脈硬化の予防に対して服用するもので医薬品としても存在します(エパデール)。 |
Fennnel Essential Oil
植物の実である茴香(ういきょう)というものから抽出したものです。2%濃度のものを服用すると効果的とされています。しかし、通常市販されているのはほとんどがアロマテラピー用のものですので、服用できるものが市販されているかどうか分かりません。ただしアロマテラピーとしてやってみても効果があるかもしれません。なお、てんかんがある人はこの治療を行ってはいけません。 |
ビタミンE
ビタミンEにはPGを減少させる効果があるため、生理痛に効果があります。1回75−200単位を1日2回、生理開始予定日の2日前から生理の2日目まで服用します。 |
ビタミンB1(チアミン、サイアミン)
ビタミンB1が不足するような食生活に人に生理痛が多いと言われているため、ビタミンB1の補給で生理痛を軽く出来る可能性があります。毎日ビタミンB1を100mg服用します。 |
マグネシウム
PGの産生を抑えたり、子宮の収縮を軽くすることで生理痛に効果があるとされています。1回4.5mgを1日3回、生理の1-7日前から生理の3日目まで服用します。 |
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