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卵胞が成熟し排卵が起きると、卵子を吐き出した卵胞は黄体というものに変化します。黄体から出る黄体ホルモン(プロゲステロン)には体温を上げる働きがあるので、排卵すると体温が上昇します。黄体には寿命があり、妊娠しなければ約2週間で無くなってしまいます。黄体が無くなると、プロゲステロンが作られなくなり体温が下がって生理となります。 基礎体温の異常
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2)ホルモン検査ホルモン検査は主に卵巣の機能を評価するために行います
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ホルモン検査は排卵障害や黄体機能不全の原因となるような病態がないかどうかの判断や多のう胞性卵巣症候群の補助的な診断のために測定します。 |
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LHやFSHによって卵巣では卵胞が成長しエストロゲンを分泌したり、黄体期では黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌したりしています。 これらのホルモンの他に卵巣の機能に影響を与えるホルモンとしてプロラクチン(PRL)や甲状腺ホルモン、男性ホルモン(テストステロン)があります。以上のようなホルモンを測定することで卵巣の機能を評価しますが、ホルモンの値は生理の周期によって変動するため測定する時期が決まっています。 ホルモン測定の時期
ホルモンの異常
排卵障害のページ |
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3)超音波検査
超音波検査は子宮や卵巣の形態の異常、
子宮筋腫・子宮内膜症の有無などを確認します
不妊症では通常膣からの超音波検査を行います。膣に挿入する分、抵抗はあると思いますがお腹からの超音波よりたくさんの情報が得られます。右の図のようにお腹からの超音波だと子宮や卵巣までの距離が遠く、また腸が邪魔をしてよく見えないことがあります。 |
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超音波検査でわかること
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4)子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査は主に卵管が開通しているかどうかをみる検査です
卵管がしっかり開通しているかどうかをみる検査です。 |
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子宮卵管造影検査でわかること
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通気・通水検査
子宮卵管造影検査はレントゲン施設がないと行えないことから、レントゲン施設のないクリニックなどでは代わりに通気・通水検査を行うことがあります。通気検査は子宮卵管造影検査のように子宮の中に管を入れた後、そこに専用の機械を使用してガスを入れながら注入圧を測定して圧のパターンとガスがおなかの中に漏れるときの音を聴診器で聞いて卵管が詰まっていないかどうかの判断をします。通水検査はガスではなく生理食塩水を子宮内に入れて腹腔内に生理食塩水がたまってくるかを確認します。この時超音波検査を同時に施行することで子宮内に突出している子宮筋腫やポリープをよく観察することができます(ソノヒステログラムといいます)。また、生理食塩水の代わりに超音波造影剤を使用することで卵管の状態をレントゲンを使用して行う子宮卵管造影検査と同様に評価することもできますが、しっかり検査できるかどうかは卵管の位置に左右されます。
5)精液検査
不妊症の原因の30-50%は男性に原因がありますので
男性も検査を受ける必要があります
精液検査は病院に来る直前に用手法(マスターベーションのこと)にて精液を採取して病院に持って行きます(不妊専門のクリニック、病院の不妊外来などではクリニック・病院内に精子を採取する部屋があり、そこで採取することもあります)。あまり混入物が多くなければ、どんな方法でもそれ程支障はないと思われますが、コンドームを使用すると運動率が低下することがありますのでコンドームは使用しないようにします。
精液を採取する時には、その前に最低でも2日間(2−7日間)禁欲期間をおいて、その間射精をしない必要があります。容器は病院でもらえます。精液を採取してから2時間以上経過すると精子の運動が鈍ってしまう可能性があるので、なるべく2時間以内に検査を受ける必要があります。
検査は採取した精液の量、精液中の精子の濃度、精子の運動能力、精子の形などを測定します。正常値は下に示します。もし家に顕微鏡があるなら、精液を20分くらい室温に放置してから顕微鏡で除いてウジャウジャ動いている精子が見えれば、正常形態率以外ほとんどは大丈夫です(もちろんちゃんと医療機関で検査を受けることをお勧めはします)。
精液検査の正常値
精液量 |
1.5ml以上 |
総精子数 |
3900万匹以上 |
精子濃度 |
1500万匹/ml以上 |
総運動率(運動している精子の割合) |
40%以上 |
前進運動率(高速に直進する精子の割合) |
32%以上 |
生精子率(生きている精子の割合) |
58%以上 |
正常精子形態率(正常な形をした精子の割合) |
4%以上 |
精液検査でわかること
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6)頚管粘液検査
子宮頚管の粘液が
排卵前に精子が通れるような状態になっているかを確認する検査です
子宮頚管の粘液はふだんは子宮にバイ菌などが入り込まないように栓をしているような感じになっていますが、排卵前の時期にだけ水っぽうくなり精子が通れるようになります。子宮頚管の粘液が排卵前にそのような状況になっているかどうかを確認するのが子宮頚管粘液の検査です。後述する性交後検査と同時に確認することもあります。
排卵期の頚管粘液 排卵期以外の頚管粘液 排卵期の頚管粘液の状態を確認する検査です。子宮頸管からシリンジ(針のついていない注射器)などで頚管粘液を採取して量や性状を確認し、また乾燥させて顕微鏡でみることで排卵時期の目安にもなります(排卵時になると植物のシダのような結晶が密集して見えます)。 |
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頚管粘液の性状が異常の時にはホルモンの状態や子宮頚管の感染などを他の検査なども参考にして確認していきます。
7)性交後検査(ヒューナーテスト、フーナーテスト)
精子が頚管粘液中を元気に泳いで
子宮内に到達できているかをみる検査です
妊娠するためには膣内に射精された精子が受精するために子宮・卵管を登っていかなくてはなりません。その時の第一関門である子宮頚管を精子がしっかり登っていけているかどうかをみるのが性交後検査です。
検査は性行為をしてもらい、その後病院に来てもらいます。頚管粘液を頚管粘液検査と同様に採取して、頚管粘液内で精子がしっかり動いているかどうかをみます。いつ性行為をすればよいかについては、病院によってまちまちです。早すぎればまだ頚管粘液まで精子が上って来ていないことがあり、また抗精子抗体が精子の運動を妨害し始めるのに6時間くらいかかることがあるため早すぎると異常を見落としかねません。遅すぎれば元気な精子はみんな子宮内まで行ってしまっていることになります。したがって性行為の時間に関しては、一般的には午前中の受診なら前日の夜遅くに、午後の受診なら早朝というふうに指示されるのが一般的と思われますが未だに一定の基準がないのが現状です。
頚管粘液の状態が排卵時の時の水っぽい状態でないと本当は正常な人でも異常と判断されてしまうこともあります。異常がでた時には何回か繰り返し施行します。頚管粘液内で精子が動いていないようであれば、(精液検査正常なら)頚管粘液内に精子の運動を妨害する物質が存在している可能性があります(抗精子抗体といいます)。
性交後検査が異常となる原因
- 頚管粘液に精子の運動を妨害する物質(抗精子抗体)が存在
- 頚管粘液の状態が悪い
- 精子が少ない
- 性交がうまく行われていない
- 検査の時期が悪い
性交後検査でわかること
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