糖尿病合併妊娠とはその名の通り糖尿病の患者さんが妊娠した場合をいいます。糖尿病合併妊娠では妊娠初期から血糖が高いことが多く胎児の奇形の問題が生じます。また母体に糖尿病性合併症を生じていると妊娠中にその合併症が増悪することがあり合併症の管理も重要となります。
一方で妊娠糖尿病は胎児への影響を中心に考えられた基準です。妊娠中は一般的な糖尿病の基準を満たしていなくても胎児に巨大児や出生後の新生児の低血糖を生じやすいことが知られていたため、その予防のために設けられた基準です。したがって純粋な妊娠糖尿病では妊娠初期の高血糖が原因とされる胎児奇形の発生が増えることはなく(糖尿病ではない妊婦さんと同様2−3%)、母体に糖尿病性合併症である網膜症や腎症が生じていることもありません。
診断基準
75gのブドウ糖を飲んで飲む前、飲んだ後の1時間後、2時間後の血糖値によって診断します。下の基準の1か所でも当てはまれば妊娠糖尿病あるいは糖尿病合併妊娠ということになります。
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負荷前 |
1時間値 |
2時間値 |
| 妊娠糖尿病 |
92mg/dl以上 |
180mg/dl以上 |
153mg/dl以上 |
| 糖尿病合併妊娠 |
126mg/dl以上 |
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200mg/dl以上 |
なお、以前は妊娠中に初めて発見された糖尿病(および基準を満たす高血糖)はすべて妊娠糖尿病と呼ばれて区別されていませんでした。したがって糖尿病合併妊娠と純粋な妊娠糖尿病の両方が含まれていたことになります。
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