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婦人科的な悩み妊娠中の不安内科的な病気
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ダイエット、肥満−1
なぜ太るのか?太る理由や太る病気、肥満の基準、肥満によって生じる病気について説明しています。
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 なぜ体重が増えるのか
point: 太りやすい体質というものが存在します

 体重が増える理由は、簡単に言ってしまえば健康な人なら消費するカロリーよりも食べたカロリーの方が多いからです。他に体がむくんで体重が増えることがあります。これは腎臓の病気があったり、月経(生理)の周期によって体重に変動があったりする場合が考えられますが、ここではむくみ以外で体重が増えることについて説明します。

 まず、自分が病気によって太っていないかどうかを考える必要があります。太る病気として副腎という臓器から出るホルモン(副腎皮質ステロイド)が過剰に出る病気(クッシング症候群)、インスリンがたくさん出る病気(インスリノーマ)、甲状腺の機能が低下する病気(甲状腺機能低下症)、多のう胞性卵巣症候群などがあります。他にも遺伝性の病気や脳の障害でも太ることがあります。また心療内科や精神科で出される薬でも太ることがあります。

 病気や薬で太っているのでなければ、単純に食べている量が消費する量よりも多いということになります(病気や薬で太る場合でも、ほとんどの場合、食べている量が消費する量よりも多くなければ体重は増えません)。つまり、食べている量が多いか、消費する量が少ないかのどちらか一つは必ず存在します。
  食べ物に関しては単純にカロリーだけでは判断できませんので、 やせるための食事のところで詳しく述べます。
  消費する量に関しては、基礎代謝量と運動量が関与します。消費する量が少ないのは基礎代謝量が少ないか運動量が少ないためです。

太るのは体質
だからといって
太ったままだと
いろいろな
病気に!!
 しかし、同じ量を食べ、同じような活動量なのに太りやすい人と太りにくい人がいるのも事実です。これは何が違うのでしょう。日本人は太りやすくやせにくくさせる体質となる倹約遺伝子とよばれる遺伝子を欧米人よりもたくさん持っているといわれています。この遺伝子が体に強く影響している人とそうでもない人で太りやすさに違いがでていると考えられています。
  他にも、太りやすい体質にはいろいろなことが影響しています。食欲の強い人、弱い人。食べたものがしっかり胃や腸で吸収される人、その効率が悪い人。基礎代謝量の多い人、少ない人。吸収されたものが脂肪として蓄積しやすい人、しにくい人。などです。これらは多少は変化するとしても、もともとの体質なので大きく変化することはありません。この中で特に大きな問題は食欲です。これは空腹感を感じにくい体質だったり、精神的なストレスが
食欲を強くしていたり(ストレスに敏感な体質)と様々な要素がからんでいます(たくさん食べてしまうのも体質の一つなのです)。
  ただし、だからといって太ったままでいるといろいろな病気を引き起こしてしまうことがあります。また、やせることで病気にかかりにくくなるだけでなく、まわりからの評価があがったり性格的にも変化がでたりするなど、たくさんのメリットがあります。特に食欲は自分の心がけで克復できるものです。自分の体質を克復して体重を減らす努力をしてみましょう。

インスリン抵抗性:また、もう一つ太りやすい要素としてインスリン抵抗性というものがあります。糖が筋肉や脂肪などの体の組織に吸収されるにはインスリンというホルモンが必要です。内臓脂肪が増えると、一部の組織でインスリンの効きが悪くなり大量のインスリンが出てきます。この状態をインスリン抵抗性といいます。インスリンには体の組織を成長させる作用があり、脂肪組織も増大させる働きがあります。したがって一旦インスリン抵抗性が生じると太りやすくやせにくい状態になってしまいます。

インスリン抵抗性

 なお、一旦高度に肥満してしまうと脂肪細胞の数が増えてしまう可能性があります。増えた脂肪細胞はほとんど減らないとされているので、常にいくつもの脂肪の受け皿が用意されていることになり、ちょっとしたことですぐにでも脂肪が蓄積してしまう状態になってしまいます。したがって。今、太っている人は今後のためにも、やせることだけを考えるのでなく、これ以上太らないという考えが最低限必要になってきます。

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 肥満の判定基準
point: 身長、体重、腹囲を参考にします

 まず自分が肥満かどうかを知る必要があります。基準としてBMIというものを使います。

 BMI=体重÷(身長×身長)  
 
体重はkg、身長はmを使います(158cmの人なら身長が1.58となります)

 BMIが25以上なら肥満です。ただし、筋肉量が多い人などは肥満ではないのにBMIが高くでてしまいますので、体脂肪率も確認してみてください。体脂肪率の測定は、ふつうに市販されているものでかまいません(インピーダンス法)。体脂肪率が男性25%以上、女性30%以上が肥満となります。BMIが25を超えるといろいろな病気にかかる可能性が高くなります。ちなみに最も死亡率が低いBMIは22で、BMI22となる体重が標準体重となります。

 標準体重=(身長×身長)×22  体重はkg、身長はmを使います

 内臓脂肪が多いかどうか(内臓脂肪型肥満)の判断には腹囲を目安にします。腹囲はへその位置での腹囲を使います。

 内臓脂肪型肥満
腹囲=男性85cm以上、女性90cm以上

 ただし、女性の場合は腹囲が80cm以上あったら内臓脂肪がたまっている可能性が高いと考えた方がよさそうです。また、他の内臓脂肪型肥満の基準としては身長と腹囲の比で判定する方法もあります。

 内臓脂肪型肥満
腹囲÷身長≧0.5

(腹囲の2倍が身長を超えていたら内臓脂肪型肥満)

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 肥満で生じる病気
 
point: 太っているというだけで、たくさんの病気にかかる危険性やすでにかかっている可能性があります

 太っていると次のような病気になる可能性があります。

  1. 糖尿病、耐糖能異常(インスリン抵抗性)
  2. 高血圧
  3. 高脂血症
  4. 高尿酸血症、痛風
  5. 脂肪肝
  6. 心筋梗塞、狭心症
  7. 脳梗塞
  8. 膝、腰の関節障害
  9. 睡眠時無呼吸症候群
  10. 月経(生理)の異常

 上の1−7は主に内臓脂肪が多い人、8−9は皮下脂肪が多い人、10は内臓脂肪、皮下脂肪どちらが多くても生じやすいです。女性の場合は内臓脂肪だけが多い人はあまりいません。女性は月経(生理)がある間は女性ホルモンの影響で内臓脂肪がたまりにくくなっています。しかし反対に黄体ホルモンの影響で皮下脂肪はたまりやすくなっているようです(特に下半身)。閉経後は男性と同様に内臓脂肪がたまりやすくなっていきます。

 内臓にたまった脂肪は食事や運動で比較的早く減らすことができます。したがって体重の5%前後の減量は比較的スムーズに進みます。それに対して皮下脂肪はなかなか減りません。体重を5%以上減らすには根気が必要になります。ただし、内臓にたまっている脂肪を減らすだけでインスリン抵抗性が改善し、減らす前よりは太りにくい体質になります。

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