実際のところ、つわりの原因はまだよくわかっていません。ここではつわりの原因の可能性として考えられているものを紹介します。
1)ホルモン的な要因
つわりは妊娠後に上昇する妊娠性のホルモンであるHCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の上昇によって生じると考えられています。HCGは妊娠9-11週をピークに低下してくるので、HCGの低下とともにつわりが軽くなると考えられています。妊娠中に増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)には腸の動きを鈍くさせる働きがあり、これもつわりの原因になっている可能性があります。甲状腺ホルモンもつわりに影響している可能性があります。他に影響している可能性がホルモンとして、エストロゲン(女性ホルモン)、ACTH、コルチゾール(副腎から出るステロイドホルモン)、成長ホルモン、プロラクチン(授乳するのに必要なホルモン)などがあり、これらも妊娠中に上昇するホルモンです。
2)精神的な要因
つわりには精神的な要素(ヒステリックな性格、自分の母に過度に依存している人、幼児的な人間性など)が関わっているとも考えられていますが、それを裏付けるほどのデータはなく、つわりが続く結果として似たような精神状態になってしまうのかもしれません。また、都市部の女性、主婦につわりが多いとも言われています。
3)他の要因
胃潰瘍などの原因となっているヘリコバクター・ピロリ菌がつわりにも影響しているというデータもあります。また妊娠している胎児が女の子の場合つわりが強くなると言われています。
以上なぜ起きるかにつてはよくわかっていないことが多いつわりですが、つわりを悪化させる状態については一般的に下のようなものが認められています。
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